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2026.03.16

Aichi Startup Battle 2025 ビジネスプランコンテスト イベントレポート

愛知県が推進するスタートアップ支援の一環として「AICHI STARTUP BATTLE 2025 ビジネスプランコンテスト」を2026年2月10日(火)に開催しました。スタートアップの育成・誘引を促進するための新たな取組として、県内での創業や起業を志す方、あるいは創業間もないスタートアップを対象に、起業の知見・資金両面をサポートし事業成長を促進するためプログラムを実施しました。書類選考やアクセラレーションプログラム、中間審査を経て最終的に選ばれたファイナリスト10名が当日ステージに登壇し、社会的課題解決や市場創造に向けたビジネスプランを発表しました。


会場となった「STATION Ai」は、日本最大のスタートアップ支援拠点です。県外・海外の企業も含め、多くのスタートアップが集結し、投資家や支援機関、大手企業とのマッチングやネットワーキングの場として機能しています。コンテスト当日は、多くの関係者が一堂に会し、最先端のビジネスアイデアに耳を傾ける熱気あふれるイベントとなりました。

ファイナリスト一覧

株式会社MEDISY 青木 俊輔
書類送付の時間をケアの時間に「MEDISY」

株式会社Next Roots 北河 正洋
振り仮名/翻訳付き字幕とAIフィードバックを備えたオンライン日本語学習プラットフォーム「Lingaroo」

株式会社ナースX 中道 嘉総
看護師教育の属人性を構造化し、判断データを蓄積・可視化するAI教育支援アプリ「マイプリ」

AutoCover株式会社 李 鑫
中山間地でも活用できる、世界初の「空から張る」被覆自動化サービス「D-Cover」

株式会社ごじゅまる 平塚 健
いつもの場所を使いあなたの通院の悩みを解決できるプラットフォーム、「サロンdeモーニング(サロモニ)」

株式会社SPOTS 宇野 幸一
ラジオ体操を、労災リスクと健康経営を同時に改善する“現場データプラットフォーム“にアップデートする

ASLINK One 塚中 碧泉
アスリート特化の栄養・食・ケア総合支援サービス ASLINK One

蝦名 樹
芸術的白黒ホラーゲームの量産

アンティナ株式会社 安藤 一
部品表作成の時間とコストを削減するDXプラットフォーム「bomy」

株式会社NAGARA 岡田 一輝
介護しながら事務作業を終わらせる音声特化AIサービス「ながらかいご」

開会挨拶・審査員紹介

会の冒頭では、愛知県経済産業局革新事業創造部、古田部長よりスタートアップバトル開催にあたっての開会挨拶が行われました。「STATION Ai」を中心とした愛知県独自のスタートアップ育成エコシステムの構築、本事業「Aichi Startup Battle」設立の背景を紹介。

そして愛知からユニコーンスタートアップが輩出されることを目指すにあたり、県として積極的に支援を続ける姿勢を表明しました。

続いて、本コンテストを審査する有識者として審査員が紹介され、愛知県内外から精鋭の投資家・スタートアップ支援者が集結していることが強調されました。

審査員

株式会社スタジオプレーリー 共同代表
坂木 茜音

OASIS FUND代表パートナー
橋田 一秀

STATION Ai株式会社イノベーション・デザイン部 担当部長
松本 賢二郎

経済産業省イノベーション・環境局 イノベーション創出新事業推進課 係長
山本 朝陽

ピッチの審査基準・ルール

本イベントでは、以下の基準で審査が行われました。

新規性 :目新しさや独自性があるか
実現性 :具体的で実現可能なアイデアか
課題性 :社会課題が明確であり、その課題を解決できるアイデアか
市場性 :需要や市場の成長が見込まれるか
想い:ビジネスへの想いがあるか

1社あたり「ピッチ6分 + 質疑応答4分」で進行し、審査員が個別に採点を行いました。最終的に集計得点の上位3社に総額600万円の賞金が授与されます。

4名の審査員が採点を行い、総合計の上位3者は賞金総額600万円を受け取ることができます。

ピッチ登壇各社の発表の概要と質疑応答

発表概要
書類送付の時間をケアの時間に「MEDISY」

医療・介護業界では日常的な情報共有の約8割がFAXに依存しており、訪問業務の合間や残業での対応が大きな負担となっています。

同サービスでは、従来印刷して送付していた書類をPDFでアップロードするだけで、AIが個人情報を識別し送付先・送付方法を判定。相手が紙を希望する場合は紙で配送し、同時にデータベース化まで自動処理することで、書類送付・情報管理・連絡調整を一体的に効率化します。煩雑だった連携業務を2ステップに短縮し、介護支援事業所では月15万6,000円の収益改善が見込まれるといいます。

現在はアルファ版の実証を実施中で、訪問系の介護・医療機関から導入を進め、将来的には入所系や障害福祉領域へ拡大予定。さらに蓄積データを活用した業務管理・経営管理プラットフォームへの発展を目指します。

質疑応答

審査員からは既存ツールとの違いについて質問があり、青木氏は「大手ベンダーは同一システム間の連携が前提だが、本サービスは特定ベンダーに依存せず利用できる点が特徴」と回答しました。
また、介護保険サービスに特化した設計やケアプランデータ連携システムの活用により、現場適合性を高めながら全国18万の介護事業所への普及を目指す方針が示されました。


発表概要
振り仮名/翻訳付き字幕とAIフィードバックを備えたオンライン日本語学習プラットフォーム「Lingaroo」

外国人労働者の増加に伴い、日本語教育の需要は高まる一方、講師の説明力やフィードバックのばらつきにより学習者が成長実感を得られない課題があると指摘した北河さん。

「Lingaroo」は、ふりがな・翻訳付き字幕とAIフィードバック機能を組み合わせ、レッスン中の理解促進と復習の質向上を両立。録画データを分析し、講師が見逃した誤りもAIが指摘することで学習効果を高めます。講師側はモチベーション管理や会話指導に集中できる点も特徴です。

プラットフォームモデルで講師と学習者の両面市場を形成し、将来的には講師支援AIや多言語展開を進める計画。世界約9兆円の言語学習市場の中でシェア獲得を目指すとしています。

質疑応答

審査員からは、語学サービスの継続性やBtoB販売チャネルについて質問がありました。北河氏は、高サイクルでの学習完了を前提とした設計であると説明。販売面では日本語講師を取りまとめる企業や外国人材派遣会社との連携を検討しており、一部企業とはPOCを進めていると回答しました。
また、開発をチーム内で内製化していることからコストを抑えた価格設定が可能だと述べました。


発表概要
看護師教育の属人性を構造化し、判断データを蓄積・可視化するAI教育支援アプリ「マイプリ」

看護師の早期離職は社会問題となっており、過去三年間の平均では新人の約1割が1年以内に退職※1、さらに多くの看護師が強いストレスを抱えながら働いている現状があります。自身も看護師である中道氏自身の経験とオンライン相談活動を通じ、「相談相手がいない」「振り返りの時間がない」「知識を現場で活かせない」という3つの課題が離職の要因であると整理しました。

そこで開発したのがAI先輩看護師「マイプリ」。チャット相談、振り返りフィードバック、症例トレーニングの機能により、看護師が一人で学習と判断力を積み上げられる環境を提供します。個人の成長を可視化し、指導者に依存しない教育を実現する点が特徴です。
リリース後10日間で162ダウンロード、有料転換率13.6%を記録し、利用者からは不安軽減などの効果が報告されています。病院への導入では教育の効率化と早期離職コストの削減につながる可能性があると説明しました。

今後は大規模病院での実証実験を進めつつ、個人向けサブスクから病院教育ツールへ展開し、蓄積データを基盤に医療人材領域へ拡張。将来的には世界展開も視野に入れていると説明しました。

※1 登壇者によるもの

質疑応答

審査員からは「どれほどの規模の病院で、何を検証するのか」との質問があり、臨床判断力が求められる二次救急・三次救急を持つ大規模病院を想定していると答えました。この規模の病院は看護師の負担が大きいため、検証価値が高いというのが理由とのことです。「個人の主観だけでは客観評価のエビデンスが取れないため、組織として育成できる形で、教育する側と一緒に検証して「正しいもの」を作っていきたい」とも回答しました。


発表概要
中山間地でも活用できる、世界初の「空から張る」被覆自動化サービス「D-Cover」

日本の茶業は高齢化と担い手不足が進み、特に傾斜地では機械化が進まず手作業による重労働が課題となっています。一方で抹茶需要は拡大しており、生産性向上が求められています。

李氏は、傾斜地の被覆作業をドローンで代替する「被覆サービス」を提案しました。LiDARで地形を3Dモデル化し、専用アタッチメントにより展開・巻き取りを自動化。従来2週間かかっていた作業を2日に短縮できるといいます。

被覆の早期化により茶葉の品質と単価が向上するため、農家は収益改善が可能になる点が特徴です。初期費用はかかるものの、3年目で回収し4年目以降は利益化できるモデルと説明しました。

質疑応答

審査員からは「このドローンでしか実現できない優位性」について質問がありました。
李氏は、傾斜地での作業を前提に、マルチ資材とアタッチメントを搭載できる30〜40kg級のペイロード性能と、展開・巻き取りを行う制御機構が特徴と説明しました。技術難易度が高い工程であり、特許申請を準備中とのことです。


発表概要
いつもの場所を使いあなたの通院の悩みを解決できるプラットフォーム、「サロンdeモーニング(サロモニ)」

高齢者の通院における課題として、「家族に負担をかけているという心理的負担」「交通費」「長時間の移動・待機」を提示。平塚氏はこれらを解決しつつコミュニティ形成も実現する地域医療プラットフォームを提案しました。
生活圏の公共施設などに利用者が集まり、対面またはオンラインで診療を受けられる仕組みにより、移動負担の軽減と人とのつながりの両立を図るとしています。

医療機関にとっても外来効率の改善により10〜15%の収益性向上が期待できると説明。収益源は医療機関および製薬企業からの対価を想定しています。
現在は喫茶店で健康相談の実証を行っており、自治体との連携も開始しています。

質疑応答

審査員からは「導入によって診療所の収益が本当に改善するのか」との質問がありました。
これに対し平塚氏は、「サロモニ」が対象とするのは未病・予防医療領域であり、これまで医療にアクセスしていなかった層の受診につながる点が特徴だと説明しました。新たな患者層の獲得により、診療所にとっても収益改善が見込めるといいます。

また、保険会社の関与可能性について問われると、今後は保険会社を含め、地域コミュニティや生活サービスと連携した形で医療を支える仕組みへ発展させたいとの考えを示しました。


発表概要
ラジオ体操を、労災リスクと健康経営を同時に改善する“現場データプラットフォーム“にアップデートする

健康経営優良法人の認定は採用強化にもつながる一方、実施効果の“見える化”が求められ、その運用負担は人事部に集中します。ジム補助やヘルスケアアプリを導入しても活用は従業員任せとなり、組織的な取り組みになりにくい点が課題となっていました。

宇野氏は原因を「健康施策が個人管理にとどまっていること」と指摘。そこで提案したのが、ラジオ体操を活用した健康経営SaaSです。従業員が動画に合わせて体を動かし“できた・できない”を入力するだけで行動が数値化され、人事部は組織の変化を把握できます。取得データをもとに健康経営優良法人の申請書類も自動生成されます。

3分で実施できる手軽さと全員参加型の運用により、個人任せだった健康施策を企業のマネジメント指標へ転換する点が特徴。将来的には保険会社や自治体への展開も視野に入れ、医療に頼る前に健康を守る仕組みづくりを目指すと展望を語りました。

質疑応答

審査員からは、健康経営と労働生産性・採用との関係性についてエビデンスを問う質問があり、宇野氏は「包括的に示した論文は把握していないが、生産性向上や離職予防につながる個別分野での報告はある」と回答しました。
また、想定する導入企業についてはホワイトカラー企業を主な対象とし、すでに運動施策に取り組む企業が導入しやすいと説明。企業の約65%が何らかの運動施策を実施しているとの調査結果にも触れました。

さらに、保険会社との連携における収益性についての指摘に対しては、具体的なマージンは検討中としつつも、拡大性の観点から重要なパートナーになるとの認識を示しました。


発表概要
アスリート特化の栄養・食・ケア総合支援サービス ASLINK One

アスリートが適切な栄養サポートを受けられず、本来の力を発揮できない現状を課題として提示。コーチや医師などの専門職は整ってきた一方で、栄養士だけが十分に行き届いておらず、トップ選手であっても探すのに苦労するケースがあると説明しました。

そこで塚中氏が立ち上げたのが、トップ栄養士をチーム化して選手・チームへ提供する専門サポートサービス「ASLINK One」です。継続的な栄養管理によりコンディション改善や出場時間増加といった成果が出ている実績を紹介し、これまでチームメンバーで累計約6,000名以上の選手を支援してきたと述べました。

今後は支援内容や成果をデータ化し、分業体制によってサービスを拡張。栄養士を選手に最も近い“コンシェルジュ”として位置づけ、他専門職とも連携するプラットフォームへ発展させることで、国内市場から世界のアスリート市場まで展開していく構想を語りました。

質疑応答

審査員からは、栄養の重要性が認識されているにもかかわらず普及が進まない理由について質問があり、塚中氏はトップクラスのプロでは専属栄養士が増えている一方、下位リーグや学生・ジュニアクラス等では「費用負担」と「誰に依頼すべきか分からない」という課題が障壁になっていると説明しました。

また、価格帯についてはチームや選手の状況に応じた個別設計のため一律ではないとしつつ、トップ選手では月額数十万円規模の契約例があると紹介。今後は野球・サッカーなど資金力のある競技領域で収益基盤を築き、その収益をもとに育成世代やマイナースポーツへも低価格で提供し裾野を広げていく方針を示しました。


発表概要
芸術的白黒ホラーゲームの量産

独学でプログラミングを学び、短期間でホラーゲームを3作品リリースした蝦名氏が登壇。自身の創作動機として「ホラーゲーム制作を通じて承認欲求を満たしたい」という個人的な原動力を掲げつつ、ビジネス面での可能性も説明しました。

制作では脚本と音声は人の表現にこだわり、プログラミングや3Dモデル、音楽など大半の工程をAIで自動化することで効率化。ホラーゲームは実況動画との相性が良く市場が拡大している点にも触れました。実際に1作目は一定の販売実績と実況視聴数を獲得した一方、作家性を強く出した続編は売上が伸びず、商業性とのバランスの難しさも共有しました。

収益モデルは買い切り型を想定しつつ、将来的には商業性に振り切れば大きな売上も見込めるとしながらも、あくまで作家性を重視して作品制作を続けていく意向を語りました。

質疑応答

審査員からは、事業継続性の観点でファンを維持する要素について質問があり、蝦名氏は「考察要素」と「世界観」を挙げ、1周目では理解しきれず2周目で点がつながる構造を特徴としていると説明しました。制作体制の拡張については、制作者を増やして売上を伸ばす考えを問われました。蝦名氏は将来的な可能性は認めつつも、開発効率がさらに高まるタイミングを待ちたいとして、現時点では仲間を増やす具体的な準備は行っていないと回答しました。また、ゲーム以外への展開について問われると、小説化や映像化など世界観を活かした展開も検討していると回答しました。


発表概要
部品表作成の時間とコストを削減するDXプラットフォーム「bomy」

自動車メーカーでの19年の経験をもとに、企画段階の部品表を自動生成するDXサービス「bomy」を提案。日本メーカーは市場投入まで約3年半を要するのに対し、中国メーカーは約2年半でされるとし、その差の大半が最上流のコンセプト開発工程にあると指摘しました。同サービスは、企画書からの情報抽出をAIで行い、設計判断をルール化したロジックで自動処理することで、部品表作成を1か月から約2時間へ短縮。開発期間全体も大幅に圧縮し、設計者を書類作業から解放して意思決定に集中できる環境を実現すると説明しました。

ビジネスモデルはライセンス型の継続課金を想定し、まず国内メーカー1社への導入を足掛かりに横展開を図る方針。現場知見とAI実装力を組み合わせ、自動車開発の上流工程のDXを進めることで競争力向上に貢献すると展望を語りました。

質疑応答

審査員からは、対象領域が新素材や新エンジン開発にも及ぶのかという点が問われ、安藤氏は本サービスの対象領域が先行開発領域ではなく、量産開発領域の効率化を目的としたものであると説明しました。

また、大手企業には既存ツールがあるのではないかという指摘に対しては、ツールはあれど、開発の現場では入力負担の大きさからExcelのやり取りに依存する“Excelのバケツリレー”が残っており、現場レベルで活用されていない実態があると回答。多忙な設計者が学習コストなく使える仕組みを提供する意義を強調しました。く

導入先はまず国内自動車メーカーを想定し、実績をもとに将来的には同様の課題を抱える造船業界への展開も視野に入れていると述べました。


発表概要
介護しながら事務作業を終わらせる音声特化AIサービス「ながらかいご」

介護現場では業務の約3割が記録等の事務作業に費やされ、利用者と向き合う時間が不足しているという課題に着目。岡田氏は、介護士が会話しながら記録を作成できる会話記録AI「ながらかいご」を提案しました。

スマートフォンでの会話をリアルタイムに文字起こしし、所定フォーマットへ自動反映することでハンズフリーにて記録を作成。月間報告書の自動生成や情報検索などの機能も備え、介護施設あたり年間1万時間以上の業務削減効果が見込めると説明しました。すでに複数施設でトライアル導入が進み、利用者との対話時間が増えたといった声も得られているといいます。

今後は各種機器や業務を統合した“介護の基盤ソフト”へ発展させ、国内外の介護IT市場へ展開していく構想を示しました。

質疑応答

審査員からは、導入を検討する介護事業者の特徴について質問があり、岡田氏は24時間体制で事務作業負担の大きい入所型施設を中心にトライアルが進んでいると説明。紙運用の施設から既存ソフト利用施設まで幅広く、効率化や記録品質向上など多様なニーズに対応していると述べました。

意思決定者については、中小規模法人では施設長が担うケースが多く、大規模法人では現場導入後に本部決裁を得る流れになると回答。現場には記録品質、本部には生産性向上といったように訴求点を変えているとしました。

またスイッチングコストの高さへの対策として、まず“記録ソフト”部分から導入し、その後に機能を拡張して基幹領域へ展開することで、スピード感を持ってシェアを獲得する戦略を示しました。

結果発表

4名の審査員による採点の結果、以下の上位3社が選ばれました。

第3位
株式会社ナースX 中道 嘉総氏
受賞テーマ:看護師教育の属人性を構造化し、判断データを蓄積・可視化するAI教育支援アプリ「マイプリ」

橋田審査員コメント
「事業を検証していくステップが非常に良かったと思っています。最初のユーザーを獲得するステップが非常に素晴らしかった。今回提示された課題を、今のアプローチで解決していけるか。ぜひ進捗したら教えてほしいなと思っています。」

受賞者のコメント
「今この瞬間も頑張って看護師を続けている方が多くいらっしゃいます。僕の後ろには全国の看護師の想いがあるんだなと見ていただきつつ、温かく見守っていただけたら嬉しいです。これからも頑張っていきます」

第2位
株式会社MEDISY
受賞テーマ:書類送付の時間をケアの時間に「MEDISY」

坂木審査員コメント
「課題感を自分ごと化して、いろんな方に話を聞きながら解像度を上げて、それをサービスにしていこうという姿勢が素晴らしい。どの事業もやり切れるか、本当に課題を解決したいと思い続けられるかが大事です。特にこの難しい業界を踏まえると、青木さんのプレゼンはすごく心に残りました」

受賞者コメント
「このような賞をいただき本当にありがとうございます。医療・介護現場の方が誇りを持ってこの仕事に誇りを持てる現場を作りたいと思っています。本当にありがとうございました」

第1位
株式会社NAGARA
介護しながら事務作業を終わらせる音声特化AIサービス「ながらかいご」

古田部長コメント
「個人的な話ですが、親と義理の両親も80代半ばで介護手前です。介護士の方が入居者の方と向き合える時間を作るサービスは、本当にありがたいことだと思います。愛知出身のスタートアップということで、ぜひユニコーンになっていただき、後輩たちのロールモデルになっていただくことを期待しています」

受賞者コメント
「このような素敵な賞をいただけて嬉しいです。私は人の最期に向き合っている介護という仕事は本当に尊いものだと思っています。AIがどれだけ進化しても、人にしかできない業務により専念できる社会を実現するために、私たちは夢を持って、難しくも大きいチャレンジをしていきます」

松本審査員からの総評

約3時間にわたるコンテストの締めくくりとして、登壇者の挑戦と準備への敬意が述べられました。各発表にはより良い未来にするための意志が感じられ、特に医療・介護領域のような難易度の高い分野に挑むチームには今後の加速が期待されています。

また、惜しくも入賞に届かなかったチームについてもピボットを含め次につなげてほしいと激励し、審査員やエコシステム関係者が伴走者として支援していく姿勢が示されました。本イベントが参加者にとって次の一歩となることへの期待が語られ、閉会となりました。

閉会挨拶

会の最後には、愛知県経済産業局革新事業創造部の古田部長より閉会の挨拶がありました。Station Aiと起業家が今後さらに飛躍していくことへの期待とともに、愛知県のスタートアップ支援イベントがより一層盛り上がることへの想いが語られました。

まとめ

イベント全体を通して、愛知県が掲げるAichi-Startup戦略の一端を体感できる内容となりました。特に、医療・介護といった事業育成の難易度が高い分野での挑戦が印象的です。全国共通の課題を愛知から解決していく、そのような機運を強く感じる場となりました。来場者からは「登壇者のレベルが高く期待が持てた」「スタートアップ機運を身近に感じるいい機会だった」などのコメントがありました。

交流会の様子

結果発表後は会場のレイアウトが切り替えられ、ネットワーキングを中心とした交流会が行われました。ピッチの感想や具体的な連携提案が次々と交わされ、名刺交換やディスカッションも活発に行われるなど、大変なにぎわいを見せる場となりました。

今後も愛知県主催のスタートアップ関連イベントは継続予定であり、アクセラレーションプログラムや資金調達支援など、多彩なサポートを実施してエコシステムをさらに拡充していく予定です。

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